Tさん
受講当時・27歳

2024年度受講

商品企画

新卒で現在の会社に入社し6年目となったTさん。興味のある仕事に携わり、充実した日々を送っているのですが、そろそろ異動をして、別のキャリアを積んだ方がいいのではないか?と考えるようになってきました。入社して6年、多少業務に変化はあったものの、ずっと同じ部署で仕事をしてきたことで、外の世界を知らない自分に不安を感じるようになったのです。
今の仕事が決して楽しくないわけではない。転職したいというほど不満があるわけではない。ただ、本当に自分はこのままでいいのだろうか、成長しているのだろうか、そんなモヤモヤを感じていた頃、キャリアステージの存在を知りました。

経歴とキャリアステージを選んだ理由

入社して6年、一貫して商品企画の仕事に携わってきました。ずっと同じ部署にいたこともあり、そろそろ外に出たほうがいいんじゃないか、とモヤモヤしていたのですが、とはいえ今の仕事に不満があるわけでもなく、これといって行きたい部署や、やりたい仕事があるわけでもなかったので、余計迷ってしまって…。そもそも自分のキャリアパスといったものを考えたことがなく、自分の3年後や5年後どうなっていたいか、まったくビジョンをもっていなかったのです。
そんな時、キャリアステージの存在を知り、せっかくだからこの機会に自分のキャリアを一度見つめ直して、今後の方向性を定めてみたいと思い、2日間の自己理解プランに挑戦してみることにしました。

とにかくコーチとワークがすごい!自分の悩みの根源、モチベーションの源泉がどんどん明らかに!

キャリアコーチングと聞いた時には、大学生時代に就活で受けたキャリアカウンセリングみたいなものかな?と思っていたのですが、実際は全然違いました!
まずはワークがしっかりと順を追ってキャリアが整理される仕組みなっていて、自己理解プランはたった2日間だけでしたが、それでもかなり深められると感じる内容でした。ワークをやっていくうちに、自分の悩みとかが可視化されて整理されていくんですよね。
自分自身、性格的に結構考え込んでしまうタイプで、「今自分は多くの悩みを抱えている」と感じていたんですが、実際にワークを使って整理していくと自分の悩みは大きく2、3個くらいに分類することができました。例えば「専門性やスキルに対する不安」「今の職場環境で自分の力が最大限発揮できているのかといった不安」といった感じです。「あれ?意外とそんなに悩みの数は多くないかもしれない」「これだったら解決できるかもしれない」と思えました。勝手に自分で思い込んでただけで意外と課題はシンプルなのかも、と気づけたことはすごくよかったですね。

あとはなんといってもコーチです。コーチの問いかけはとにかくすごい!どんどん自分のことを深掘ってくださいました。“コーチング”と聞くと一方的に教えるというか、講師のような感じなのかな?と思っていたのですが、受講生側の気持ちや内面をものすごく引き出してくださって内省が促されていきました。
例えば過去の振り返りで、幼少期からの人生をワークに落とし込んでいったのですが、自分は本当に何気なくワークを埋めたという感覚だったんです。けれども、そこから共通項をコーチが洗い出してくださり、「新しい環境にチャレンジするタイミングは、自分のモチベーションが高くなる」といった特性を見つけ出すことができました。
高校や大学を自分で調べて進学したとき、大学で自分の専攻を選びゼミに入ったとき、そんなときに「自分のやる気が出て、楽しんでいる」。自分の選んだ環境では気持ちがプラスになる傾向がわかり、これは今後のキャリアを考える上でとても大事な自分の要素なのではないかと気づきました。普段自分ではそんなこと考えたこともなかった。略歴からこんなことがあぶりだされるのかといったことが新鮮でとても驚きましたし、非常に納得度も高かったです。コーチの視点で客観的に今までの行動を振り返ることで、自分でも気づかなかった内面的な価値観を発見することができました。

自分は何を楽しいと感じるのか?それが分かれば、今後の環境を選択できる軸になる。

普段の仕事の中でどんな時にモチベーションが上がり下がりするのか、といったこともコーチと対話しました。
その時コーチから「自分の工夫を入れたり、試行錯誤したりした時のほうが満足が高いんじゃないですか?」と言われたのです。
これを問われたときに「確かに!」と思いました。自身の仕事において、指示されたことをそのままこなすよりも、自分なりの工夫やアレンジを加えるのが好きで、そこにやりがいを感じていました。その行動が改めて自分の特性だと気づいた時、これからキャリアを積んでいくのであれば、ある程度の自由さがあるとか、自身に裁量が与えられるとか、そういった環境がいいかもしれない、とコーチと結論づけることができました。
ちょうど「異動したほうがいいのかな?」と悩んでいたので、こうした環境選びの軸が手に入ったことはすごくよかったですね。自分だけではこの答えにはたどり着けませんでした。
そのほかにも自身のテクニカルスキルが明らかになったり、自分が今後どういうことをやっていきたいかも見えてきたりと、大満足の2日間となりました。

自信をもって身の振り方を決断できた!働き方に早速変化も。

セッションが終わり色々と考えた結果、異動願いは出さず、今の職場でもう1年頑張ってみようと思うようになりました。結果的に出さなかったことにネガティブな感情はなく、むしろしっかりと考えた上で今の職場以上に自身が満足して働ける部署はなさそうだ、と理解できたからです。
それまで「出たほうがいいのか?出ないほうがいいのか?」に迷っていたことを考えると、自分自身で「出ないほうがいい」と決断できたことはすごく納得できましたし、この決断に自信も持てました。
またきっと新しいプロジェクトや異動の機会もあると思うのですが、その時にも今回発見できた自分の判断軸やキャリアの軸を使って、いい意思決定ができそうな気がしています。
働き方にも少しずつ変化が出てきました。仕事がアサインされ、ただ言われたままにこなすのではなく、創意工夫や自分なりのアレンジしてみるということを以前より強く意識するようになりました。その方が自身の強みも出せ、働くモチベーションも高まると感じたからです。

自分の行動も変わっていき、今回の自己理解プランは自分の中では100点満点なのですが、コーチともう一度対話したいですし、もっと自分のキャリアについて考えてみたくなり、追加で移行プランをやってみようと考えています。今回は自己分析が中心でしたが、もっと幅広い視野で例えば5年後、10年後、どういうキャリアを描いていくか、そのために何が必要かを見つけたいのです。今から移行プランが楽しみです!

なんとなくやり過ごしている人に。キャリアコーチングを勧めたい!

キャリアコーチングを受ける前に自分は、なんとなく「この仕事が楽しそう」「スキルが身に付きそう」くらいの感覚でキャリアを考えていました。しかし、コーチとともにワークを進めていくなかで、キャリアを選択する判断軸が持てるようになりました。「仕事を通じて得たいもの」「力を発揮できる環境」「仕事を届ける対象」「対象に届けたい価値」といった判断軸です。ワークとコーチングを通じてこれらの軸を言語化でき、今後のキャリアの悩みが晴れた気がします。

総合職で入社すると、自分の希望ではないところに配属されている方が沢山いると思います。ただ、会社を辞めるほど不満もない、という人が結構多いんじゃないでしょうか。自分はどういうものが好きなのか、モチベーションが上がる環境、仕事内容がたった二日間だけでもわかってきたので、それがあるだけでも今後のキャリアの判断軸になると思うのです。今までなんとなくやってきてしまった、やれてきてしまった、という方こそ、一度コーチングでキャリアを見直してみるといいのではないかなと思います。

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