Mさん
受講当時・31歳

2023年度受講

営業 → 人事コンサルタント

新卒で入社した会社で営業として働いていたMさん。社会人になってからは、毎年自分自身でキャリアの棚卸を行い、自身の選択肢を広げるために、社内の公募制度を活用し、自ら手をあげての異動も経験しました。入社6年が過ぎた頃、今の仕事をこのまま継続するか新しい場所に出るべきか、一度しっかり自身のキャリアを棚卸したい、とキャリアステージを活用することになりました。

経歴とキャリアステージを選んだ理由

新卒で入社した会社で5年ほど営業を担当したのち、自身のキャリアを広げるために、社内公募を活用して別の事業部へ異動しました。そこではプロダクトのカスタマーサクセスの業務に従事していました。その仕事が嫌だった、とか不満があった、ということはないのですが、入社して6年という年月が経過し、改めて第三者に自身のキャリアの棚卸を相談したいなと思っていました。
というのも、社会人になってから、OB訪問を受けることがよくあり、その際学生たちの姿を見て、「第三者に壁打ちをしてもらうとキャリアの考え方がシャープになり、すごくいいな」ということを実感していたからです。

実は何度か転職エージェントと面談をした経験もあるのですが、どうしても「この企業を受けてもらおう」というのが見え隠れしてしまい、転職前提のやりとりになってしまっていました。今回は自分のキャリアの棚卸を純粋にやりたかったので、キャリアコーチに相談しようと決めました。

自分は何に「ワクワク」するか?突き詰めたら、自分の本質が見えてきた!

キャリアコーチとの最初のセッションで感じたのは、転職エージェントと違い、すごくフラットに話を聞いてくれるなということ。とても話しやすかったです。これまで、ずっと自分自身でキャリアの棚卸をしてきたのですが、その答え合わせをキャリアコーチと一緒にしている感じでした。
例えば何か一つ選択肢があったとして、自分だけだと本当にこの選択肢が正しかったのか間違っていたのか判断つかないことも、コーチと一緒に会話しながら棚卸することで、「あ、この選択は間違っていなかったな」とか「この考えでよかったんだ」と改めて気づくことができたりととても有意義でした。

色々なテーマでのセッションがあったのですが、特に印象に残っているのは「どういうタイプの仕事をするとワクワクするか」というテーマで話したことです。実は自分の中で、異動前の営業職のほうが楽しかったな、とぼやっと思っていたのです。自分で手上げして異動したはずなのに、なぜそういう感情が湧くのか?それについてコーチと会話をしました。
そこでで気づいたのが、自分の本質でした。元の営業職では「お客様が何かに困っていたら、何かしら助けてあげられる」…というのが良かったのです。
もちろん新しい部署での仕事も決して嫌だったということではありませんでした。ただ、営業職の時はお客様の悩みに対して提供できる解決策がいくつもあり、何らかの形で支援をすることができていたのですが、新しい部署では、カスタマーサクセスという肩書ではあるものの、新規事業の立ち上げのフェーズだったこともあり、お客様の困りごとを解決するというよりも、まずは1つのサービスを成功させなくては…という側面が強かったのです。

自分の場合は、新規事業の立ち上げに楽しさやワクワクを感じるというよりも、すでに成熟した事業でもいいから、複数のプロダクトを活用しながら、お客様の様々な困りごとにすぐ対応できるような、そんな働き方の方が好きなんだ、ということが大きな発見でした。

自分一人ではたどり着けない選択肢や可能性が見えてきた!

コーチと会話する中で、自分の「性格」や「気質」なども改めて明らかになりました。自身の幼少期を遡ったのですが、大学時代に塾講師としてアルバイトをしており、子どもの世話をすることが“楽しいな”と思っていたことや、アルバイトリーダーとして後輩たちの成長を支援したことが“面白いな”と感じたこと。さらに、生育環境も振り返ったところ、幼いころから年の離れた妹の世話をしてきていて、自分の周りにいる人を面倒見たりすることが当たり前にある環境だったことを思い出しました。自分が本質的に「人のために何かしたい!」という気持ちがとても強く、そこが仕事のやりがいやモチベーションにもつながっているということが明らかになったのです。

そんな自分の生育環境や本質の部分をしっかり掘り下げた後、今後のアクションプランを考えていくことになりました。自分の中で優先度として「人事系」や「人に関われる仕事」に就いて、そこでマネジメント経験を積みたい、と思うようになりました。
ただ、なんとなくまだこう物足りないというか、これでいいのかなという気持ちがあったので、その部分をコーチとしっかり話し合いました。
そんな時、コーチから「マネジメントを目指すのはいいとして、もう少し先を見据えて考えた時に、経営としての視点を持ってみるのはどうか?」という提案をもらいました。「それだ!」と思いました。
自分としてはマネジメントの経験は積みたいものの、そこから先さらに上を目指すとなった時、それ以上の知見をしっかり持っていたほうがいいな、と思ったからです。

コーチとその話をしてから約3か月後、仕事の先輩に紹介をしてもらった大学院を受験することにしました!MBAの取得を目指して大学院に通おうと決意したんです。以前はMBAなんて、自分からするとちょっと遠い存在でした。でも自分のありたい姿に近づこうとするのであれば、この選択肢もありだなと素直に思えました。一人で考えていた時はそんな選択肢は思い浮かびませんでしたが、今は自分の手の届くところに、「MBA」や「経営」といった新しい可能性が降りてきた感じがしています。

新しいキャリアに1歩踏み出すことに成功。新しい夢に向かって充実した毎日に!

コーチング受講後、色々と考えた結果、転職をする決意を固め、やりたいと思っていた人事系の仕事にチャレンジすることにしました。
自己分析や面接対策は、コーチングのセッションの中でかなり深掘りしてましたし、自分のことをきちんと言語化できていたので、面接官に何を聞かれても答えられるようになっていました。結果、第一希望の会社を含む、3社から内定を頂きました!

新しい会社に入社して、今は本当に「楽しい」ですね。自分がポジティブに選択した会社に入社することができていること、新しいキャリアに向けて一歩踏み出せたこと、すべてに満足しています。人事コンサルという職業柄、「人のために何かしたい」という意識の同僚が周囲にたくさんいて、とても励みになりますし、仕事も丁寧に教えてくれる方が多くて、非常に助かっています。

30代に差し掛かってくると、出産や育児だったり、同期が徐々に転職や昇進をしていったりして、なんとなく隣の芝が青く見える時期だと思います。
私自身も、転職して新しい職場で頑張っている同期を見て、外の世界でチャレンジしているってすごいなと羨ましく思う時がありました。
でも私と同じく、自分一人では一歩踏み出すところまでいかない人がほとんどだと思います。
そんな人にはぜひ、キャリアステージを受講してみてほしいですね。

ベネッセのキャリアコーチング「CAREER STAGE」では、労働市場に詳しく、あなたの「強み」「市場価値」多角的、客観的に分析する一流コーチが在籍しています。IT、営業、企画etc…様々な業界・領域の相談OK!多様なキャリア・年齢・経験を持ち、厳しい採用基準を通過したコーチがあなただけのコーチとして一緒に今後のキャリアを考えます。ぜひ一度無料体験でキャリアのモヤモヤを相談してみてください!

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